Windows Hyper-V ライセンス体系

最終更新日時:2011/06/02 03:52:04
Windows Server 2008のそれぞれのエディションでのHyper-V使用権の有無、および、仮想インスタンスに関するライセンス体系について説明します。

Windows Hyper-V のライセンス体系について

Windows Server 2008 には、8 つのライセンス体系が用意されています。
大きくわけると Windows Server 2008 を購入時点より Windows Hyper-V 使用権がデフォルトで含まれるものと Windows Hyper-V をサポートしないもの、それから、Windows Hyper-V Server の使用権の購入を実施することで、Windows Hyper-V の使用権を得られるものの 3 種類に分かれます。

Windows Server 2008 Standard では、ホスト 1 台に対して仮想インスタンスが 1 ライセンス、Windows Server 2008 Enterprise では、ホスト 1 台に対して仮想インスタンスが 4 ライセンス付属しています。
Windows Server 2008 Datacenter 及び Windows Server 2008 for Itanium-based Systems については、プロセッサライセンスとなるため、仮想インスタンスとしては無制限に利用することが可能となっています。
ただし、Windows Server 2008 for Itanium-based Systems については Hyper-V をサポートしていない為、サードパーティで動作可能な仮想化テクノロジが存在する場合にのみ仮想インスタンスを無制限で使用することができます。

詳しくは、下表「Windows Server 2008ライセンス体系」を参照してください。

Windows Server 2008ライセンス体系
  Hyper-V 使用権 仮想インスタンス
Windows Server 2008 Standard 1
Windows Server 2008 Enterprise 4
Windows Server 2008 Datacenter 無制限
Windows Server 2008 for Itanium-based Systems  × 無制限
Windows Web Server 2008 × ×
Windows Server 2008 Standard without Hyper-V × 1
Windows Server 2008 Enterprise without Hyper-V × 4
Windows Server 2008 Datacenter without Hyper-V × 無制限
  • Hyper-Vテクノロジーは、Windows Server 2008のx64版のみに含まれます。また、Hyper-V Serverはx64版のみの提供です。
  • Without Hyper-V版に追加して、Hyper-V機能を使用したい場合にはHyper-V Serverの購入が必須(x64版のみ)
  • Windows Server 2008 for Itanium-based Systems のライセンスについては、以下のページを参照のこと
     Windows Server 2008 for Itanium-Based Systems のライセンス

 

INDEX

▲このページのトップへ