無線LANの設定(Windows 7編)
最終更新日時:2011/06/02 03:48:56
netshからの設定
netshコマンドはネットワーク関連の設定をコマンドベースで設定でき,設定作業の自動化が可能になります.なお,USBドライブを用いた設定でも自動化は可能ですが,たとえば,アクセスポイントへの接続の設定と同時にコンピュータ名などの端末固有の設定を参照しながらIPアドレスも自動で設定したいといった場合は,netshコマンドのほうが利用しやすい場合もあります.
なお,netshコマンドを利用して設定するには,設定内容を記載したXMLファイルを用意する必要があります.設定ファイルを一から作成するのは大変なため,アクセスポイントへの接続があるコンピュータからXMLファイルを生成するのが簡単です.次にXMLファイルを生成する手順を示します.
- アクセスポイントへの接続設定が完了しているWindows 7端末でコマンドプロンプトを起動
- 次のコマンドを実行
netsh wlan export profile name="SoftwareDesign"
- 正常に完了すると,“ワイヤレス ネットワーク接続-SoftwareDesign.xml”といったファイル名に保存される
- 設定の簡素化のためファイル名をwlan.xmlに変更しておく注7ファイル名の変更は必須ではありません.
以上で設定ファイルの用意ができたので,次にアクセスポイントの設定を追加するWindows 7側の手順を示します.
- アクセスポイントへの接続設定を実施するコンピュータ側にXMLファイルをコピーし,コマンドプロンプトを起動注8コピーする際には有線LAN,CD-R またはUSBドライブなどを利用する必要があるかもしれません.
- 次のコマンドを実行
netshwlanaddprofile filename="wlan.xml"
- 正常に追加されると接続先の情報が追加されます.
以上,netshを利用したアクセスポイントへの続先は完了となります.引き続きnetshコマンドIPアドレスの設定をするなどし,疎通確認を実施しましょう.
注9)
XMLファイルの生成もとにおいてアクセスポイントに自動接続する設定になっていた場合は,追加された時点でアクセスポイントに接続できる場合は自動的に接続されます.もし,自動接続の設定がない場合は,次のコマンドを実行することでアクセスポイントへの接続が実施されます.「netsh wlan connect name=SoftwareDesign」
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